あと少しだけ・・・

34歳、既婚・子無し女が婚外恋愛を求めて彷徨うお話し

経験 ― Kazu

続き


彼:″そっか~

よりちゃんのそんな存在になれたら嬉しいよ。今は親御さんは大丈夫なのかな?

俺も親を3年前に無くして、片親一人なんだよ。

実家が仕事場なんで毎日会うんだけど、なるべくやれるこたはやってあげようとは思ってます。

兄貴は一緒の敷地内には住んでるんだけど、別の屋敷に住んでいて、あまり上手く行って無い感じなんでね。

なるべく自分の人生も、片親に対してもだけど、今後、後悔だけはしないようにとは思ってます。親が亡くなった時、少し後悔したから… ″



私:″ 週末、実家に帰って、片親の様子を見にいく予定です。毎日会うなら片親さんは安心ですね。お兄さんと片親さんの仲が、うまくいってないの?人生一度きりだし、動けるうちに動かないとね。″



彼:″兄貴の嫁さんが気が強い人でね。

片親が自営の経理をずっとしてきたから、それを受け継ぐのはやはり大変だからよくぶつかるよね。

仕方無いのかなぁ?とは思うんだけどね。

兄貴は営業中心だからあまり家には居ないから片親に対しては、あまり何もし無いからね。

俺がやれることは・・・とは思ってる。

毎日会うしね。 ″


30過ぎてから仕事よりも、身内の病気、冠婚葬祭でバタバタしていた。

不幸が続く時は不幸が続き、おめでたい時はおめでたいことが続くもので、数年は疲れた。

やりたい事が出来る自由な身分だけれど、突発に起こるこれらは、精神的、体力的に辛かった。


ただ、辛く苦しい事、悲しい事はたくさんの有り難み、感謝も経験した。


出来るなら避けたい事だけれど、これらの経験により、他者への寄り添う気持ちが自然と出てくるような気がする。